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呼吸法、有酸素運動で自律神経の働きを高め、汗をコントロール


投稿者名:ふな

タイトル:自律神経失調症と診断されましたが、これは多汗症と関係ありますか?


 

こんにちは。前回は顔の汗について、ご丁寧にお返事をしていただき、ありがとうございました。五味先生の著書を読ませていただき、現在呼吸法の練習をしています。

そこで本の中に出てきた「自律神経」についての質問です。
以前、不眠やめまいなどで内科へ行った時、「自律神経失調症」と言われました。このこともやはり急に汗が出てきたことに関係があるのでしょうか。またその改善のため、運動をすることを薦められたのですが、運動をすると汗が気になり、なかなか続きません。運動を続けることは、自律神経の正常化、もしくは汗を減らすことに有効なのでしょうか?また、もし運動をするならどのようなものが良いのでしょうか。

お忙しいところ、誠に申し訳ございませんがよろしくお願いします。

 

投稿者名:五味院長

タイトル:自律神経と呼吸法の効用



ふなさん。

実によい質問ですね。
あなた自身がもう経験しているように「自律神経」と「汗や体臭」とは兄弟みたいに密接に関係しています。

まず、汗ですが、全身に分布しているエクリン腺からの発汗をコントロールしているのは二つの自律神経のうちの「交感神経」です。
みなさん、ご存知のように普通自律神経には交換神経と副交感神経の二つが共同して体の働きを調節していますね。
例えば心臓動きは交換神経で速くなり、逆に副交感神経で遅くなります。

ところが、汗腺の場合には、副交感神経は無く、交感神経だけで調節しているのです。
車の速度をアクセルだけで調節するようなものですね。
このことが汗が必要ないときにたくさん出てしまう理由のひとつなのです。

自律神経失調症の場合特に副交感神経の働きが弱くなってしまう傾向があります。
ただでさえ副交感神経という抑制役がないところに、全身の副交感神経が弱くなるのですから、これはもう交換神経の独壇場です。
勝手気ままに、汗腺を刺激して汗をかかせるわけです。

そこで、副交感神経の働きを高め、交換神経とのバランスがよくし、うまく汗をコントロールする必要があるのです。

そのための訓練で最も効果的なのが「呼吸法」なのです。
通常、自律神経の働きを自由に高めることはできませんね。
意図的に胃の蠕動を強くしたり、心臓の鼓動を遅くしたりは無理です。
しかし、唯一「意識的に」コントロールできる自律神経があります。
それは「呼吸」です。
呼吸だけは、速くもしたり、逆にゆったりとさせることは可能です。
これを利用するのです。
正しい呼吸法を身に付けると、副交感神経の働きを正常にし、交換神経の独走を抑制して、汗を抑えることが出来るのです。

しかも、発汗は血液中の二酸化炭素濃度が高まると発汗中枢が刺激され、汗が多くでます。
ゆったりとした正しい呼吸法は、呼気の機能が高まり二酸化炭素を体外に排出して、結果的に発汗抑制にもなるのです。

ふなさん。
あなたが、今練習している「呼吸法」は、自律神経失調症に対しても、多汗対策にとっても実に大切な訓練です。
なかなか難しいのですが、他にも呼吸法の専門の本が大きな書店に行けばいっぱいあります。
それらも参考にして、あきらめないで、ぜひ続けてみてください。

長くなったので「運動との関係」については項を改めましょう。

 

投稿者名:五味院長

タイトル: 自律神経と運動の効用



続けて、今度は「運動」と自律神経との話をしましょう。

先ほど、各臓器に分布している自律神経を意識してコントロール出来るのは呼吸だけですと言いましたが、これはあくまでじっと動かずに静止した状態の話です。

しかし、実際には人間は仕事や家事でじっとしていることはありません。
ですから、「私は忙しく仕事をしているので、毎日運動しているようなものだ」と主張される方もいるでしょう。

しかし「体を動かす」ことと「運動」とは違います。
あなたが、医者から薦められたのは、ただ体を動かすことではなく、体に有効な運動、特に「有酸素運動」なのです。
有酸素運動については、詳しく過去ログで説明してありますので参考にしてください。

ここで、なぜ有酸素運動が自律神経と関係するかというと、やはり「呼吸」なのです。
有酸素運動をしてみるとわかりますが、その時の呼吸は浅くて早い浅速呼吸ではなく、むしろ呼気がゆったりした自然な呼吸法になっているのです。
つまり、有酸素運動時は誰でも正しい呼吸法を無意識に身に付けているのです。
そのような呼吸が伴うため、有酸素運動時には、交換神経は高まりますが、同時に眠っている副交感神経も呼び起こされて、自律神経のバランスがうまくとれているのです。

しかも、その時汗はかきますが、流れるようなジットーとした汗でなく、サラリとした良い汗が出ているはずです。
なぜなら、有酸素運動では、肺から十分が酸素が抹消の血管に供給されるため、クエン酸サイクルという方法でクリーンなエナルギーを得ているからです。

ふなさん。わかりましたか?
ここでは、運動不足が体臭をつよくする話はしませんでしたが、
以上のように、自分は運動不足でないと思っている人でも運動は必要なのです。

 

投稿者名:ふな

タイトル:ありがとうございました。


 

毎回たくさんのアドバイスどうもありがとうございます。

運動はただすれば良いというものではないのですね。有酸素運動も自分にあった物を探して行なってみようと思っています。自律神経は人間の身体の色々な部分に影響を与えるということは、自律神経が正常化すれば、不眠と汗の両方が快方に向かう可能性もあるのでしょうか。また、自律神経の安定化のために、日常生活で気をつける点はありますか。

いつもたくさん質問してしまって、お忙しいところお返事本当申し訳ございません。こちらのサイトのおかげで、気持ち的に前向きになることができました。本当にどうもありがとうございます。

 

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