|
汗をかくほど夏バテになるの?
──発汗のしくみと汗の役割──
「人間の文明は汗のたまものである」といきなり大きく始まったのにはわけがあります。それは、汗かき嫌いの現代っ子に、日ごろ何気なくかいているこの汗のひとしずくが、どれほどの恩恵をもたらしているかを知ってほしかったからです。
ひと昔前なら、額に汗して働くのは美徳であり、スポーツで汗を流すことは健康の象徴だったものです。でも、現代の若者にとって汗は、「汗くさく」て「うっとうしい」嫌われものに変わってしまいました。
今や、行き過ぎとも思える無臭志向や清潔志向の果てに「無汗志向」にまで行き着いてしまったかのようです。しかし、もし私たちが1滴も汗をかかなかったら、いったいどうなってしまうのでしょうか。
そんな疑問から考えてみましょう。
|